私は、夜のマッサージが大好き。
なぜなら、朝より時間がある分、
じっくりと時間をかける
ことができるからです。
お気に入りのアロマキャンドル
を焚いて、香りに身をゆだね、
一日の疲れをほぐす時間は
至福ともいえるひとときです。
ぜひ、あなたもリラックスしながら、
心地よい気分で行ってください。
夜のマッサージは、快楽的で
あるほど効果が発揮されます。
そのひとつには、
心地よい睡眠への導入があります。
ベッドの上で睡眠直前に行ってください。
その際、呼吸をゆっくりと繰り返しながら
マッサージすることが大切です。
これはヨガで学んだことですが、
ストレスがたまってくると
深く呼吸ができなくなるのです。
深呼吸しようとしても
どうしても浅くなってしまう。
筋肉が緊張しているのがその原因です。
ですから、どんな時も深い呼吸を
意識してください。
緊張がほぐれるとともに一日の疲れ、
ストレスもゆるやかに解かれ、
スーッと眠りに落ちることができます。
そして翌朝の便通を促す。
これが夜のマッサージの
もうひとつの目的です。
便秘の人にとって、
翌朝スッキリ!は理想ですよね。
今日食べたものがすべて
排便された時の爽快さといったら!
それはお風呂上りの体が温まっているとき
にマッサージすることで導かれます。
代謝が高まるので
老廃物の排出力が倍増するからです。
このタイミングで、
腸内のひだに蓄積されて
凝り固まった老廃物をもみほぐせば、
腸の蠕動運動が活性化。
翌朝の排便を助けることができます。
また、ボコッと突き出た下腹部を
解消したい人にもおすすめです。
私は寝るときは必ず腹巻をしていますが、
女性にとって大切な下腹部は、冷えると
保護機能が働いて脂肪を増やしてしまいます。
手でマッサージすることで
保温作用が生まれ、
冷えも脂肪の増量も
抑えることができるはずです。
【長押しで一日の心身の疲れ&老廃物を根こそぎ排出。】
【プロセス01】
人差し指、中指、薬指の
指の腹全体を使って、おへその斜め上から
時計まわりにグルッと一周。
”イタ気持ちいい”くらいの圧力で
マッサージする。
老廃物の溜まったところは触感がゴロっと
するので、ほぐすような意識で行うこと。
ゆっくりと10回。
【プロセス02】
人差し指、中指、薬指の第二関節を使い、
イタ気持ちいいくらいの指圧で
みぞおちから肋骨沿いに、
肋骨を”押し開く”ようにマッサージする。
胃の部分にあるみぞおちを刺激することで、
消化機能がサポートでき、
翌朝の便通がスムーズに。
【プロセス03】
両手をグーにして、おへその上を始点に
恥骨に向かって押し流すようにマッサージ。
やや力を入れて始点を押し、
その余力で恥骨までスライドさせるイメージで。
下腹部をえぐるような気持ちで
行うとうまくいく。
この動作を10回繰り返す。
【プロセス04】
左右の手でそれぞれグーを作って、
腰骨のみぞに置く。
そこから斜め下向きに、恥骨脇に
向かってえぐるようにしごきおろす。
リンパのある恥骨脇は
やさしく押すのがポイント。
圧をかけた始点からの余力で
押し流して。この動作を10回。
【プロセス05】
ポッコリお腹の要因になる横行結腸を
ウエストマッサージで刺激。
グーにした両手をウエストのくびれに
並べて置き、正面を通って
逆サイドまでスライド。
下半身は固定したまま、上半身を一緒に
ねじるとくびれ効果がUP。
5往復、10回実行。
【プロセス06】
親指と、残り4本の指でウエストを挟み、
腰骨の上に手をあてる。両手で逆ハの字を作り、
そけい部へ向かって斜め下へスライドさせる。
ウエストの贅肉を下腹部へ移動させるような
気持ちで、えぐる感覚でマッサージ。
10回くらい繰り返す。
【プロセス07】
リンパのポイント・そけい部を
軽く広げるように指圧する。
人差し指、中指、薬指の3本の
指の腹で下から上へ、小さく引き上げる
ようにするのがコツ。5~6回。
【プロセス08】
指の第二関節を、左右のそけい部に置く。
そこを始点に、上下に「イタ気持ちいい」
くらいの強さでさする。
フィニッシュとなるこのプロセスは、
今までにほぐした老廃物を一気に
体外へ排出するための作業。
コレで便通も快調!